スコッチウイスキーの魅力

 以前、ここで国産ウイスキーについて少し書きましたが、今回はウイスキーの本命『スコッチウイスキー』について書こうと思います。

 近年、国内でのスコッチウイスキー人気が上がってきていますが、その要因は朝ドラ『マッサン』の影響で起きた『ウイスキーブーム』あるいは『ハイボールブーム』によるウイスキー消費量の増加と、それによる国産ウイスキー銘柄の品薄と価格高騰にあります。ウイスキーは10年、20年と寝かせることで初めて商品となるものなので、ブームが来たからと言って慌てて増産することができません。しかも今から20年前は、日本はバブルがはじけて不景気まっただ中だったので、どこのメーカーも高級品であるウイスキー原酒を減産せざるをえませんでした。それらがちょうど重なったのがここ数年で、そのため国産ウイスキーは本来の価値以上の高値で取引され、おいそれと手が出せないシロモノになってしまったのです。

 そこでにわかに注目されたのが『スコッチウイスキー』です。スコッチウイスキー(通称『スコッチ』)は本場スコットランドで生産されるウイスキーの総称で、かつては庶民には手が届かない高嶺の花でした。しかし昔に比べてずいぶん関税が安くなり、また昨今の国産ウイスキーの高騰によって、むしろスコッチの方が気軽に楽しめる存在になってきました。またスコッチは醸造所によって個性がさまざまで、自分の好みに合った一本を見つける楽しみもあります。

そこで今回は、スコッチの中でも私が好きな銘柄をいくつか紹介しようと思います。

◎マッカラン

 『シングルモルトのロールスロイス』と呼ばれるスペイサイド(スコットランド北部のスペイ川流域)を代表する銘柄。味は甘くフルーティーで飲みやすく、クセがないので初心者にもおすすめ。

◎グレンフィディック

 シングルモルトで世界第1位の売り上げを誇るスペイサイドの人気銘柄。華やかでフルーツのような香りが特徴。マッカラン同様、飲みやすく初心者向き。

◎ボウモア

 アイラ(スコットランド南西の島)を代表するシングルモルトで、『アイラの女王』と評される銘柄。アイラらしいスモーキーな香りとフルーティーな味わいのバランスが良い。個人的には一番のおすすめ。

◎ラフロイグ

 同じくアイラを代表するシングルモルト。『ヨードチンキ』とも『正露丸』とも形容される強烈なピート(泥炭)香が特徴で、クセは強いが、慣れるとやみつきになる。

 

 ここで紹介した以外にも、スコッチにはまだまだ素晴らしい銘柄がたくさんあります。みなさんもお気に入りの一本を探してみてはいかがでしょう?

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