とり野菜みその実力

 先日、夕飯に鍋を食べました。今はもう暦の上では春なので、おそらく我が家では今年度最後の鍋になると思います。その最後の鍋が、『とり野菜鍋』でした。この『とり野菜鍋』は、味噌ベースの出汁に白菜やねぎ、豚肉や鶏肉などを入れた鍋で、その味の決め手となる調味料が、まつやの『とり野菜みそ』なのです。

 『とり野菜みそ』は、かほく市にある株式会社まつやで製造・販売されている味噌で、とりわけ石川県内での人気は高く、みなさんの中でも愛用されている方が多いのではないでしょうか。また、以前にテレビで取り上げられてから、県外での知名度も上がり、一気に金沢みやげの新しい定番にまでなりました。現在、金沢駅のおみやげ売り場には、当たり前のように『とり野菜みそ』が平積みされています。

 『とり野菜みそ』のルーツは江戸時代にまでさかのぼるそうで、まつやの初代当主が北前船の廻船問屋を営んでおり、船乗りに船上で栄養価の高い食事を提供するために当主自ら考案、調合した味噌が元になっているとのことです。また『とり野菜みそ』の『とり』とは鶏肉のことではなく、『たくさん野菜を摂るための味噌』という意味で『とり野菜みそ』と命名されたらしいです。

 この『とり野菜みそ』を使った鍋は、名前の通り、本当に野菜を美味しく食べることができます。我が家では鍋にはだいたい白菜、ねぎ、水菜などの野菜が入るのですが、葉物野菜はどうしても青臭さが気になってしまいます。しかし『とり野菜みそ』で調理した野菜は、青臭さが味噌によっていい塩梅に包み込まれて、もりもり食べられます。また鶏肉、豚肉、牛肉、魚など、さまざまな食材とも相性が良く、食べていて飽きません。さらに鍋以外にも、うどんやラーメン、サラダや和え物にも使うこともでき、汎用性が高いのもの魅力です。

 現在まつやからは味噌だれや酢味噌などさまざまな『とり野菜みそ』の関連商品が販売されており、またドレッシングやカップラーメンなど他社とのコラボ商品も定期的に販売されています。さらに味のバリエーションとして『とり野菜みそ・ピリ辛』も販売されており、好みに合わせて味を選ぶことができます。

 

 もうすぐ終わる鍋の季節を惜しみつつ、みなさんも冬のシメに『とり野菜みそ』で鍋を楽しんでみませんか。とてもおいしいですよ。

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