本の町・神田神保町へ行く~リベンジ編~

 先日の3連休を利用して、東京の神田神保町へ行ってきました。神田神保町は言わずと知れた日本最大の本屋街で、ちょうど1年前にも私は神保町へ行き、その顛末をこのブログに書きました。簡単に言えば神保町の本屋の多くが日祝休みだったにもかかわらず、私は日曜日に神保町を訪れてしまい悔しい思いをしたという内容です。と、いう訳で、前回のリベンジを果たすべく、今回は土曜日に神保町を訪れることにしました。

 3月18日の早朝から自動車で金沢駅へ行き、そこから北陸新幹線に乗って一路東京へ、そして一年ぶりに神田神保町に降り立ちました。もちろん前回とは違って、シャッターが下りている本屋は一つもありません。期待に胸をふくらませた私は、ひととおり神保町を散策した後、まずは『三省堂書店』に入りました。この書店は古本屋ではなく一般の書店で、8階建てのビル全体が本屋になっている大型店ですが、4階には古本販売のコーナーもあり、そこはミステリー関連の古本も多いので、神保町を訪れる時は必ずチェックするお店です。そこで何冊か古本を買い、次に入ったのが『@(アット)ワンダー』というお店。ここはミステリー専門の古本屋で、ここも神保町を訪れる時は必ずチェックします。ここでも古本を買い、これで今回目当ての古本は大体買い終わったので、ちょっと早いですがお昼ごはんにしました。入ったお店は『はちまき』という老舗の天ぷら屋さん。昭和6年創業で、かの江戸川乱歩も常連客だったとか。そこで食べたのが『穴子海老天丼』で、大きな穴子天に海老が2本、そして野菜の天ぷらがどんぶりにあふれんばかりに乗せられており、そのボリュームに圧倒されます。揚げたての天ぷらとタレのかかった熱々のごはんを一緒にほおばれば、もう言う事なしの美味しさ。江戸川乱歩もこの味を愛したのかな、と食べながら、しばしかの時代に思いを馳せます。

 午後からは残りの古本屋を観て回りました。神保町の古本屋は、扱う本のジャンルが店ごとにはっきり分かれています。中国文学専門の店、囲碁将棋本専門の店、アイドル雑誌専門の店、浮世絵専門の店、などなど。いわば一般の本屋のジャンル別に並べられた本棚を、町レベルにまで拡張したのが神田神保町と言えるのかもしれません。

 神保町を散策した後、時間が余ったので、少し足をのばして『中野ブロードウェイ』へ行ってきました。『中野ブロードウェイ』とは、中野駅前にある商業ビルで、マンガ、アニメ、フィギュアなどのお店が多く並んでおり『サブカルの聖地』とも呼ばれています。到着するなりせかせかとお店を観て回っていると、なんと突然両足に激痛が!ああ、懐かしいこの感じ。前回同様、足が『こむら返り』を起こしたのです。しかも今回は両足同時。すぐに近場の喫茶店にヨチヨチと入り、痛みが引くのを待ちます。そこからはもう観光どころではありません。まるで敗戦のようなテンションで、足を引きずりながらほうほうの体で東京駅まで帰って行ったのでした。

 

 前回のリベンジマッチのつもりで行った神田神保町探訪ですが、結局、辛くも痛み分けのようなしょっぱい結果となりました。来年もリベンジするぞ!

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