ペットについて考える②

◎爬虫類・両生類

 特に都会などを中心に、近年人気が上がってきているカテゴリーです。『鳴かない』、『場所をとらない』、『世話が楽』ということで、忙しい人やアパート暮らしの人にピッタリなこの動物たちですが、その代表格はやはりカメでしょう。ヘビやトカゲが苦手な人でもカメならば大丈夫という人も多く、特に丸い甲羅がかわいい陸ガメが人気を集めています。しかし、カメはどの種類も成長すると想像以上に大きくなるため、だんだん一般家庭では手に余るようにになって最終的には公園などに捨てられる事例が後を絶ちません。皆さん、軽い気持ちでカメを飼うのは絶対にやめましょう。

 現実的なところで、ペットとして人気が高いのは、ヤモリでは『ヒョウモントカゲモドキ』と『ミカドヤモリ』、トカゲでは『フトアゴヒゲトカゲ』、ヘビでは『コーンスネーク』と『ボールパイソン』、両生類では『イエアメガエル』です。これらは飼育スペースを取らず、動きも緩やかで、手で直接触る(ハンドリングと言う。)ことができるのである程度のスキンシップも可能です。しかし哺乳類などとは違い、コミュニケーションを取ることはできないので、飼い主としてはそそぐ愛情は一方的になることがほとんどです。

 また、このカテゴリーの動物は、一般的にペットとして認識されないケースが多く、お世辞にも周囲の理解を得られるとは言えません。よって個人でひっそり飼って楽しむ、といったスタイルが無難でしょう。

◎魚

 錦鯉や金魚に代表されるこのカテゴリーも、根強い人気があります。直接スキンシップを取ることはできませんが、水中を泳ぐ姿に癒される人も多く、まさに『鑑賞』するためのペットです。本来は両生類ですが『ウーパールーパー』などもこのカテゴリーに入れても差し支えないと思います。

 エサも安価なものが多く、飼育も容易な種類が多いですが、唯一の大変な作業が『水替え』です。ろ過機を設置しているなら数日に一回、水槽の水を半分ほど入れ替えます。その際、もとの水と水温を同じに調節する必要があり、なかなか手間がかかります。しかし手間をかけた分、美しい姿となって結果に表れるのもこのカテゴリーの魅力です。

◎虫・その他

 ここまで来ると、かなりのマニア以外ペットにしませんが、それでも一部の人たちには熱狂的に支持されています。タランチュラ、サソリ、ペット用ゴキブリなどいわゆるゲテモノですが、飼育は容易で、個人で繁殖も可能な品種が多いです。ただし、この手の動物をペットにしている事は、やはり周囲には言わない方がよいでしょう。

 

 以上ざっくりとではありますが、ペットの種類についてご紹介しました。今や、飼い主のライフスタイルに合わせてペットの種類を選べる時代になってきました。しかし命の重さは変わりません。一人の飼い主として、ペットを大切に飼育したいと思っています。

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