備前焼の魅力

 私はもう何年も備前焼の食器を愛用しています。現在使っているのは湯呑みが二つ、お茶碗、焼酎グラス、ビールグラス、ぐい呑みです。備前焼とは、岡山県備前市周辺を産地とする焼き物で、釉薬を一切使わず、その模様は窯の温度変化や窯の中で偶然被った灰によって生み出されるため同じものは二つと出来ません。そのため備前焼は『土と炎の芸術』とも言われています。

 備前焼は、登り窯で長時間焼き締められて作られるので非常に硬く、うっかり落としてもなかなか割れません。また派手さはないものの素朴で飽きが来ないのが特徴で、使えば使うほど味が出てきます。自分が使っているぐい呑みなどは、今では買った当時よりも柔らかいつやが出て、手にしっとりとなじむようになってきました。いわゆる『器が成長する』というやつで、備前焼を使う楽しみの一つとなっています。

 備前焼の模様にはいくつか種類あり、代表的なものをご紹介します。

①胡麻(ごま)

 窯の中で薪の灰が融けて生地にくっついてできる模様。茶色い絵の具をボタッと落したような、素朴で力強い印象を受けます。

②桟切り(さんぎり)

 窯の中の様々な温度変化、酸化と還元の変化によって、金、青、灰色、赤などの様々な模様が入り混じって生地に現れたもの。まるでオーロラを見るようで、非常に幻想的です。

③緋襷(ひだすき)

 藁を巻き、直接火の当たらない場所で焼くことで、生地全体が白く、藁のあった部分が赤い模様になったもの。赤と白のコントラストが非常に綺麗です。

④牡丹餅(ぼたもち)

 皿などを焼く際、その上にぐい呑みなどを置くことでその部分が白く焼け残った模様になること。形が牡丹餅に似ていることから、この名がつけられました。

 最後に備前焼を使用する際のポイントとして、皿などに料理を盛る前には一度さっと水に通して軽く水分を拭いてから使った方が汁や油がしみにくくなり、見た目にも色鮮やかになります。また急激な温度変化で割れる可能性があるので、冷凍庫で凍らせたり電子レンジで使用したりしない方がよいでしょう。

 

 以上の点を守れば、今日からあなたも備前焼ライフを満喫できること間違いなしです。器が変われば、料理の味もワンランクアップした気持ちになりますよ。

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