カエルの話

 我が家ではカエルを2種類飼っています。どちらも外国産のもので、『イエアメガエル』と『アメフクラガエル』という種類です。

 そもそもカエルとは、みなさんご存知の通り両生類に属しており、幼体の時はオタマジャクシとして水中で暮らし、成体になればカエルとして陸に上がって暮らします。カエルは大きく分けると3種類おり、『樹上性カエル』と『地表性カエル』と『水棲カエル』に分かれます。『樹上性カエル』とは主に木の上で暮らすカエルで、特徴として指に吸盤が付いています。代表的なものとして、アマガエルやモリアオガエルなどがこのグループに含まれます。『地表性カエル』とは主に地上や地中で暮らすカエルで、特徴としてあまり水かきが発達していません。代表的なものとして、ヒキガエルやツノガエルなどがこのグループです。『水棲カエル』とは主に水の中で暮らすカエルで、特徴として水かきが非常に発達しています。アフリカツメガエルやコモリガエルなどがこのグループです。

 我が家で飼っている『イエアメガエル』は、オーストラリアを中心としたオセアニア全般に生息している『樹上性カエル』です。環境にも適応しやすく非常に頑丈で、ペットフロッグとして古くから人気があります。大きさは5cmから大きいものでは10cm以上。色は緑色、姿かたちは日本原産のアマガエルによく似ています。最近では品種改良が進み、青みがかった体色のものも売られています。エサはカエル専用フードとコオロギを併用しています。

 『アメフクラガエル』は、アフリカ南部に生息している『地表性カエル』です。1日のほとんどを土の中で暮らし、2週間に1回のエサの時には土を掘り返してカエルを取り出し給餌しています。色は茶色、大きさは5cmほど。その姿かたちはカエルとは思えないほどまん丸でぷよぷよしており、手足は短くジャンプができません。欧米では『スモウフロッグ』の愛称で知られており、ペットとして人気があります。エサはワラジムシと小さいコオロギを与えています。

 我が家の周りにも、野生のカエルが何種類か生息しています。雨の日になると、どこからともなくヒキガエルやアマガエルが現れて合唱を始め、私たちの目や耳を楽しませてくれます。カエルはエサとなる昆虫が豊富にいる場所や、水質がきれいな水場がないと生息できません。つまりカエルが棲んでいるということは、そこはちゃんと自然環境が保たれているという証でもあるのです。

 

 カエルと共に暮らすという事は、都会では味わえないとても贅沢なものと言えるかもしれません。私はこれからもカエルと共に生きてゆきたいと思います。そして、そのために自分は何ができるかを考えて、行動したいと思っています。

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