考え方を変えてくれた本(8)

『〝除草・害虫駆除〟を自然に出来る様になりましょう』

前々回、『ヴィジュアライズ(未来の視覚化)についての話を「美味しい果実を実らせる方法」に例えて考えてみました。

 

今回も前回に引き続き、その方法をより実現に近づけるための付け足しになります。

 

ではとりあえず、またまた前々回の復習です。

①「土への種まき」=「視覚化」(目で見た様に、ハッキリ未来をイメージする)

②「光合成させ芽が出る」=「信念」(陰ることのない断固たる意志が芽生えます)

③「水やり」=「実感」(努力は実を結びます。きちんと芽に水を与えましましょう

④「丁寧な除草・害虫駆除」=「疑い・猜疑心の削除」(諦めを切り捨てる)

以上の①+②+③+④=〝未来で実を結ぶ人生の真理〟である…というものでした。

この方程式の④が今回の話の主軸となりますが、①②③④の中で最も困難な課題です。

 

①+②+③+④を正確にきちんと実行出来たなら、基本的には未来で実を結びます。

ですが人は生きていく上で、予想外の物事、出来事、さらに抜き差しならない(自分の意志ではどうにもできない)状況に必ず遭遇すします。

そんな時の心は脆く、折れやすくなってしまい、それが原因で未来に対して「疑い・猜疑心」が芽生え、〝諦め〟へと繋がっていきます。

 

〝スラムダンク〟で「諦めたらそこで試合終了ですよ」という、安西監督の有名な名言があります。

素晴らしいセリフです(私も大好きです)。

但し、これはあくまで試合や締切りの期日など〝あらかじめ決められ、限られた期間〟の中でこそ生きてくるセリフだと私は思っています(「一日一時間・一分一秒でも残っているなら諦めるべきではない」ということです)。

大げさですが、この名言を自分の人生においての座右の銘にしている人も結構多いのではないのでしょうか?

人生は「諦めたらそこで終わりである」というふうな解釈をして…

ハッキリ言います。

違います!人生は〝あらかじめ決められ、限られた期間〟ではありません。

時間は人それぞれで、未知数です。

もちろん突然終わる場合もありますが、まだまだ数十年ある人もいます。

言い換えると、〝諦めてからの人生の方が長い〟場合も十分考えられます。

諦めた時点で終了だとしたら、諦めてからの人生の方が長い人は、残りの人生を持て余して過ごすことになります。

何だかそっちの方がしんどい様に感じます。

少なくとも私はそんな生き方嫌です…想像するとゾッとします。

では上記④とどう違うのかですが、私は④でこう書きました。

「諦めを切り捨てる」

④で大事なのは諦める事がダメなのではなく、「諦めた自分を断ち切って、何度でも立ち向かう」という精神を持つ事です。

諦めてもいいのです。

上記の方程式、④で失敗したなら③に戻ればいいのです。

もちろん①に戻ってもいいのです。

ある意味、時々諦めるくらいの方が休憩期間になっていいかも知れません。

と言う訳で、④の説明でいた。

しかしこれら①②③④の精神は、自分自身で磨かなければ手に入れられません。

どんなに懇願しても、他人から与えてもらえるモノではないのです。

ですが、最初から無理やりにでも自分を信じる事はほぼ不可能でしょう(出来ればいいですが…)。

本の中では簡単に言ってしまっていますが…

私も現在この精神を得る為に自己研鑽中です。

 

前回のブログの最後に、『考えるだけの天才より 行動する馬鹿が勝つ』と締めくくりました。

その言葉通り、とりあえずゴチャゴチャ細かい事を考えず、自分の進みたい道へ向かって歩いてみたらいいのだと思います。

例え休憩したり、歩みが遅かったりしても、〝進みたい方向へ向かっている〟のであれば、必ず今よりは近づくはずです。

そんなことを続けているうちに、ふと立ち止まり後ろを振り向いた時、歩いてきた道のりの長さ、継続してきた時間などを誇らしく感じ、少しずつ自身に繋がっていくのではないでしょうか?

そしてその道の途中、必ずつまずき転んでケガをします。

大ケガするかもしれません。

しかし、それを自分自身の力で乗り越えられた時、必ず強さと自信は付いてくるはずです。

…と、まぁここまでで〝未来で実を結ぶ人生の真理〟についての話を完全肯定して終わりにしようと思っていたのですが、文章を書く内に、ふと疑問を感じ始めた自分に気が付きました。

私はこのブログを『考え方を変えてくれた本』のタイトルで数回書いてきました。

今まで具体的に何の本かをあえて言わない様にしてきましたが、言ってしまいます。

その本とは『マーフィー100の成功方法』と言う本です。

有名な本なので、知っている人も多いと思います。

私はこの本の内容は素晴らしいものだと確信しています。

〝成功〟の方法についての内容自体は否定する気は全くありません。

では何故今になって疑問を感じ始めたかについてですが…

何となくですが、「本当に大事な事は〝成功〟ではなく、そこまでの〝過程〟なのではないのでは?」と頭をよぎってしまったのです。

次回はその事について書こうと思います。

 

~(9)へ続く~

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コメント: 2
  • #1

    KY (金曜日, 01 5月 2015 23:16)

    本によって影響受けることは多々あるかと思います。私も松下幸之助の本を読んで感銘を受けました。しかしながら自分は実践できなかったです。私は個人的にホンダさんが好きで創業者の彼のチャレンジ精神にはいつも感銘をうけてます

  • #2

    KY (金曜日, 01 5月 2015 23:35)

    途中で送信してしまいました(汗
    免許とってからはいつもホンダ車ですってくらいなホンダLoveなんですよ。
    先駆者の考え方は世の中を良く変えたい、自分の利益をかえりみず人々の生活に潤いを与えたいって言うのが一番だったのでしょう。
    今の時代保守的な人が多くて残念です。(わたしも)
    論点ずれてしまって申し訳ない。
    書は一時の価値観ではなく見聞を広める意味でも沢山読んだ方がいいですね♪
    人の目を気にせずに動ける人が増えてほしいしyes.noをちゃんと言える人が増えたらいいなって思うんですよ。
    スマホからなので(使い方良くわからない)ので文脈変わってしまった!
    また本のお話聞かせてください、楽しいです!

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