僕が所属している野々市市の市民劇団nonoの定期公演が2月11日に無事終わりました。午後14時からと18時からの2回公演。今回は音響スタッフとしての参加となりました。
定期公演の企画が上がったのは去年の4月ごろ。初めての劇団員の書いたオリジナルのシナリオを上演しようという話になったのです。元になったのは稲荷町に伝わる民話。
ところが劇団員のオリジナル脚本そのままでは上演に耐えうる作品ではないという話になり、外部の劇団の演出家にシナリオの焼き直しと演出を依頼することになったのです。
そうこうしているうちにシナリオが出来上がったのが、10月の終わり。出演者は懸命にセリフ覚えをはじめましたが、今度は出演者の一人が入院してシナリオの書き直しを余儀なくされました。それが12月。 その傍らで僕はネット検索や手持ちのCDをひっくり返して音楽探しの日々。上演の2週間前に新しい音源を探してくれとの、演出家の依頼にもこたえなくてはなりませんでした。とにかく追われ追われのスケジュールの中で練習は進んでいったのです。
その間のプレッシャーは相当なものでした。とにかくお客様にチケットを買ってもらう(お金をもらう)舞台ですから、頓珍漢なものは作れません。セリフは練習ごとに練り直され、演技の指導にも厳しさが増して、効果音やBGMのタイミングにも注文がどんどん入ります。それでも開演までの日にちが迫ってくる。緊張とプレッシャーとの戦いでもありました。途中で音響をセッティングしたソフトの入ったパソコンが壊れてしまうなどのアクシデントもあり、余計に焦りは募っていくのでした。
そして開演当日。
まだ練習不足の感を残しながらその日を迎え、「とにかく、やるしかない」という状況。
午前中に最終チェックを済ませいざ本番!
観客は1回目・2回目合わせて250人の入場がありました。
出演者が「出番」を間違えるなどのアクシデントもありましたが、何とか切り抜け終演を迎えられることになったのです。
とにかく今回感じたことは、「緊張とプレッシャーの中でもできることをできる限りすれば結果が残せる」ということでした。特に今回は初めての音響担当ということもあってか、心身共に疲労困憊しましたがやりきったという、達成感は何物にも代えがたいものでした。
諸事情で劇団の活動はこれが最後で休団状態に入りますが、この自信をひまわりでの就労につなげていければ・・・という想いです。
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