緊急回避!ポンコツ好きの♂を見つけたら廻れ右して「ヨーソロー!!」

 先週末、数年ぶりに片町に飲みに行きました。

というのも、友達が片町でバーを営んでいるのですが、その店がめでたく10周年を迎えたからです。道すがら、お祝いの花束の代わりに、チュッパチャップスのタワーを大人買いし、ラッピングしてもらい手土産も完了。懐かしい扉を開くと、店内は10年前からほとんど変わっておらず、嬉しくなりました。

店内も変わっていなければ、マスターである友達も昔から変わっておらず、少しばかり気持ちがタイムスリップしてしまいました。

気持ちがタイムスリップっていうのは、簡単に言えば「元彼」というやつだからです。しかも腐れ縁で20年近い付き合い。そうなるともうアタシの好みや言動、妄想の内容まで完全に熟知していると言っても大袈裟じゃありません。だから、こちらとしても一緒にいるとついつい懐いてしまうのです。

「今日泊まってってぇ」なんて部屋のカギをプラプラされると「そうしようかな」って気持ちで一杯になってしまいます。

 

 だがしかし!!です。そんなに居心地のよい彼と、そもそも何故別れたかです。

理由は、一緒にいると物凄い勢いでアタシがポンコツになるからです。トイレくらいは自分で済ませますが、爪を切るとか、髪をとくとか、そんな些細な身の回りの支度や、動作すら彼がしてくれます。

今日は何を着て出掛けようとか、考える思考も無くなります。もちろんお風呂なんかは介護レベルまで彼の世話になる始末です。そして、その彼はそんなポンコツが大好きなのでお互いに留まるところが無く、当時は大変な有様でした。

 

思い返せば、別れた後もアタシがポンコツの時は、常に彼が傍にいました。どちらかがはたらき掛けたとかではなく、自然とそうなってしまうのです。

 

 そんなことを思い出しながら、ふと足元を見れば、彼がアタシの落としたゴミを拾ったついでに、解けそうになっていた靴紐をかいがいしく結び直してくれています。

「ねぇ。まだポンコツ好きなの?」と聞くと「うん。僕、自分がヌルイからポンコツ好き」なんて、満面の笑みで返してくるじゃないですか…。

 

 ハッキリ言って、今度ポンコツになったら、ポンコツどころか廃人になる自信があります。もし鍵を受け取ったら今度こそ引き返せないような気がして、久しぶりに寒くなりました。意味不明に頭の中で「かごめかごめ」まで流れました。

 

 今はもう強くしっかり生きていきたいのです。ポンコツ化している余裕はないのです。

きっとこの人は「逆運命の人」というやつなのだな。と思いました。一緒には居られないのでしょう。

 

 アタシは極度の面倒くさがりだけど、それでもこれからは「行くべきか、戻るべきか」「この道か、あの道か」しっかり考えて、後悔のないように。他人に迷惑をかけないように進んでいこう。そう心がけて生きていこうと再確認できた一日でした。

 

 

 

 なのにふと振り返っては「あの大きな穴に嵌ってポンコツになってしまおうか」などとけしからん妄想にひたってしまうアタシは、まだまだアカン人間なのでしょう。

 

穴の中から“おいでおいで”しているあのヌルイ手を握ったりしませんように…ナム

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