ニュースで話題のPM2.5って?対応しないと危なそう

かなり前にPM2.5のニュースが良く出ていたのですが、PM2.5というのがどのようなものなのかあやふやだったので、今回はこのPM2.5について調べてみました。

WikikepiaによるとPM2.5の“PM”は「Particulate Matter(粒子状物質)」の頭文字をとったもので、“2.5”は粒子の大きさ(粒子径)がおおむね2.5㎛(マイクロメートル)のもののことを指しているそうで、この粒子の1㎡当たりの濃度で、環境の汚染具合を表しているそうです。

このPM2.5は1997年にアメリカで環境基準として設定されたそうで、現在では10㎛の粒子状物質の1㎡当たりの濃度を示すPM10とともに世界の多くの地域で大気汚染の指標とされているそうです。

 

日本では1972年に設定された最初の環境基準がSPMと呼ばれるもので、粒子径が6.5~7㎛の粒子状物質の1㎡当たりの濃度を測るものだったそうで、当時は他の国よりも基準は厳しかったのですが、PM2.5の環境基準を設定をしたのが2009年だそうで、アメリカがPM2.5を採用し始めてから12年(!)もたっています。

 

中国の大気汚染のニュースで、このPM2.5がよく出ていたと思うのですが、九州北部を始めとする西日本で同時期にPM2.5の濃度が環境基準値の3倍程度の値を観測していたそうで、ニュースで騒がれていたのはこのことが原因のようです。

環境省・国立環境研究所では「そらまめ君」と呼ばれる大気汚染広域監視システムを運営しており、ニュースで騒がれた時は「そらまめ君」のウェブサイトがアクセス困難になったそうで、環境省の会合では、このときの濃度の上昇は大陸からの越境大気汚染の影響があったとしているようです。

 

NASAの2001年~2006年のPM2.5濃度の分布によると中国付近は非常に高い濃度になっているようで、今年の中国のPM2.5のニュースからすると、対策を取らずにそのまま今まで来たように思えます。

 

PM2.5は気管支炎やぜんそく、肺がんを引き起こす可能性も指摘されており、また、普通のマスクでは防げないそうなので、今後も関連するニュースには注意したいところです。

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コメント: 1
  • #1

    MK (金曜日, 08 11月 2013 17:01)

    今年の春に九州に旅行に行ってきたのですが、福岡市内にある福岡タワーに登り、展望台から市内を見渡した時にPM2.5の影響で何も見えなかったことで私は衝撃を受けました。
    福岡が大陸に最も近く、PM2.5の影響を受けやすいこともあり、地元放送局では連日のようにPM2.5の話題が流れていました。マスクも売り切れが続出するなど北陸とは少し温度差を感じましたが、今後大気汚染の拡大が広がることは確実なので注目される話題になると思います。
    本当に怖いニュースですし、心配です。

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