今年のドラフト会議、注目は?

 シーズンも終盤に差し掛かり、優勝は楽天・巨人か、マー君は何勝いける、新人王は、などなど、気になるワードが多数上がってくる時期に入った。

 自分は個人的に、もうシーズンオフのことが気になっている。特にドラフト会議。来季から自チームでプロ野球選手になる、という指名を受けるアマチュアプレーヤーの大大イベントだ。

 高校生左腕、桐光学園・松井裕樹投手は当然、会議で抽選になるだろう。ドクターKの即戦力だ、獲得できれば、3年くらいでローテーションの軸になれるであろう素質を持つ。スライダーが直球と同じフォームから投げ込まれる、その鋭さも特色。即戦力左腕を獲得したいチームはいくらでもある。どこに指名されるか、注目だ。

 しかし、彼はプロ入りを拒否するのでは、ともささやかれている。その要因が、進路希望用紙を白紙で提出したこと。早稲田大の東條航主将は桐光のOBで、信頼を寄せる先輩の1人。松井が尊敬する桐光の野呂雅之監督も早稲田出身。この既定路線をカムフラージュするための“白紙”とみられる、との見方が多い。どう動くか、注目だ。

 

 また、投手だけでなく、「捕手」で1位指名が期待できる高校生がいる。大阪桐蔭の森友哉選手だ。プロ注目のスラッガーは4季連続出場した甲子園での通算成績を55打数26安打の打率4割7分3厘、5本塁打、11打点とした。上位指名には十分な実績だ。打てる・守れる・甲子園常連高校生。こんな3拍子揃った捕手も珍しい。

 巨人は阿部の後継者を本格的に始めなければならない。もう阿部慎之助捕手は35歳。今季の成績こそ打率3割・打点85・本塁打30と好調を維持しているが、衰えだしてもおかしくはない。阿部のように2冠をとれるキャプテンにはなれないかもしれないが、近い成績をおさめることはできるノビシロは十分にある。巨人だけでなく、中日・ロッテ・ヤクルトなど、若手の即戦力捕手はのどから手が出るほど欲しいに違いない。1位指名はあるとみる。

 

 甲子園で活躍できる・できないは当然大事な要素だが、適応力やノビシロ、普段の素行などもスカウトは仕入れてドラフト会議に臨む。誰がどこへ入るのか。たいへんに楽しみだ。注目したい。

 

ゆうき

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