「風力発電の羽根落ちる 長さ26メートル、3枚付け根ごと 北海道・苫前町」
風力発電施設にある風車1基の羽根が取付け部ごと落ちたというニュースです。
幸い人や家畜にけがはなかったそうですが、こういう事件をみていると、自然エネルギーを使っているとは言っても、保守をしっかりしていないと、危ないと思います。
実際、この落ちたという羽根は牧場の牧草地に落ちたそうで、民間人がいるような場所に施設があることになり実被害が出やすそうに見えます。
このニュースの関連ニュースを見ていると、同様な事故があるようで、よく見ると海外製の風車が事故を起こしていることが多いようです。
Wikipediaで風力発電を探してみると、どうやら、ヨーロッパの風力発電は台風の影響が日本と比べて少ないようで、現在日本にある風力発電設備は8割近くが海外のものだそうです。とすると、輸入した設備の基準を通ったとしても、日本の環境との違いがあるので、そのまま運用していくとこのような事故になるのではないかと予想できます。
このため、施設の保守をしていくにしても、海外から部品を取り寄せる形になることが多いと思われるので、風力発電を推進していくのであれば、国産の風力発電設備の開発を進めていくべきではないかと思うのですが、日本では風力発電設備の開発は、気候に合わせた強度で作ろうとするとコストが非常にかかるため、余り進んではいないようです。実際、風が強すぎた場合は故障する可能性があるため発電を停止することもあるそうで、2010年時点で6割の風力発電が赤字だそうで、日本で風力発電を普及させるためには、まだまだ障害が多いように思われます。
ふつうのおじさん
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