最近、実家のペットである「ラブラドール・レトリーバー」が、ずっと寝ている。実家に行って横になっていないことがない。とにかく寝ている。散歩に行くときは跳ね起きるのだが、車で実家に着くと、100%寝ている。もう14歳。老犬なのだからしかたがない。天寿を全うしようとしているのかな、と思っている。
初めて家に来たのは、自分が高校生だった頃だろうか。とても小さく、目がクリクリだった。弱々しく尻尾を振って家じゅうの匂いをかいでいたことを覚えている。雪が降れば体を雪面にこすり付けて満喫し、夏には水をかけて涼ませていた。「ラブ」のくせによく吠える。盲導犬には程遠いなぁと、よく思ったものだ。
病気らしい病気にかかったこともない。動物病院に行くのは予防接種の時だけ。すごく興奮してところ構わずトイレをするため、病院の外来の方には多大な迷惑をかけている。エサは安いものをそこそこ喜んで食べている。安上がりこの上ない。そんな愛犬だが、やはり寿命が近いのか、行動パターンが減ってきて、弱々しい。悲しげラブ。
今年の夏を無事に乗り切れるだろうか。毎年この時期には水道の蛇口にホースをつなぎ、そこから水をラブに掛けて水浴びもどきをさせている。目を細めてじーっと水をかけられている。1、2分かけてあげてから「ブルブルブルッ」とすることが楽しみらしく、毛が水浸しになるまでじーっとしている。
夏を過ぎれば15歳だ。とても愛くるしいペットなので、長生きしてほしい。
ゆうき
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